パパムジカ

ピアノ・ギター・DTMが上手くなりたい人のブログ

やってしまいがちな非効率なピアノ練習

私は1曲を完成させるのが遅い。市販の初心者向け伴奏の楽譜ですら1ヶ月を要している。原因としてやってしまっていた非効率なことと対策を記載する。

 

①スケジュール・締切を立てない

私は現在は習いごとに通う時間の余裕がなく、独学でピアノを弾いている。特に自分を追い込む必要性が発生しないため、締切がなく、漫然と練習しがち。

 

対策①-1:締切を作る

別記事でも書いたが、独学の場合は友人と一緒に演奏するor披露する日付を先に約束してしまうことで、他者が関わる強制力の強い締切を用意できる。

 

対策①-2:計画を作る

コツは”細切れ”に”XXをやる”締切を作ること。「1ページを1週間かけてできるようになる」というような計画は破綻リスク高い。まず1ページという単位は思ったより大きい。個人の能力次第だが、自分は4〜8小節を数日かけて体に定着させるペースが今の所ちょうどいい。数日で体に定着させられる曲の小節数は自分が思ったよりも少ないことを自覚すべし。また、「XXができるようになる」という計画も危険だ。実は難所があり、想定期間よりもかなり日数がかかることがざらにあるからだ。決めた期限でできるようにならないとモチベーションが下がりやすい。計画は「XXができること」ではなく、「毎日10回弾く」など成果ではなく、練習の行動内容にした方が、達成感が得られるし、自分が何回、何日間やれば習得できるか定量的に把握できる。

 

以上を踏まえると、

悪い目標例「1ページ目を2週間で完成させる」

良い目標例「1ページ目の1~8小節を1週間毎日10回弾く」

となる。

 

②最初から速く弾こうとする

間違えた運指をいくら繰り返しても弾けるようにはならない。どんなにゆっくりでもいいから正しい動きで弾き指に定着させる。ゆっくり弾くことすらできないのであれば当然速く弾くことは不可能。もし弾けているのであれば速くぐちゃぐちゃに引いて誤魔化しているはず。

 

対策②:ゆっくり弾く

メトロノームすら不要。譜読みが苦手ならゆっくり楽譜の線を数えても良い。初見が苦手な自分は最初は曲を弾くというより、暗号を解読しているような速度だった。(誇張抜きで1小節に数分かけていた)

 

③いつも最初から弾き始めてしまう

練習を開始して前半が体に定着し始めたころによくやってしまったこと。弾ける部分を流暢に弾くのは気持ちいいのでついやってしまった。しかし、練習とは「できないことをできるようにする訓練」。練習時間が少ない場合はこれがかなりのロスになるので、弾けるようになった箇所はスキップし、できない箇所から弾き始め、反復練習すべし。

 

対策③:楽譜のできた箇所に色を付ける

10回弾いて8〜9回は失敗しないくらいになったら楽譜にマーカー等で印を付ける。まだ印がついていない箇所が目につき、マーカーで埋めるためできないところの練習に意識が向く。疲れて惰性で練習している際も最初から弾かないで苦手箇所の反復練習にすぐに入れた。

 

④ずっと手元を見て弾く(譜面を見ずに鍵盤を凝視して弾く)

特に譜読みが苦手な自分の反省点。これをやってしまうと曲を譜面ではなく、鍵盤上の指の動きの視覚イメージを覚えて暗譜してしまう。これの悪いところは一度覚えたつもりになった箇所を楽譜を見ずに弾くため、誤読に気付き修正する機会がない。また、譜読み能力が向上せず初見に苦手意識を持ってしまう。

 

④対策:楽譜を見ながら鍵盤をブラインドタッチで弾く癖をつける

これは今有効な対策を模索中。初見練習の教材を使って、手元を見ないで弾く訓練が必要と思う。現在、練習記録をつけているピアノマーベルの初見テストがまさにこの対策に該当する。今はかなり役に立っていて初見も少しずつ上達している。