発表会でのミスタッチが怖い人への応急処置
ピアノの発表会が近づき、不安から何回も練習を繰り返すが、モグラ叩きのようにミスタッチが発生しどうやっても完璧に弾けない。そんな経験はないだろうか。
私は夏休みの宿題をギリギリで大慌てでやるタイプで、殊更ピアノに対してはギリギリまで曲が完成せず、発表会で大失敗をしょっちゅうやらかしていた。
正論を言えば、時間をかけ、ゆっくり正しい指使いを体に染み込ませ、頭が真っ白になっても弾ける状態になるまで練習をすることで解決するが、曲の難易度が上がるにつれ途方もなく練習量が膨れ上がる。
この投稿では、まだまだ初心者で曲の仕上げ方がわからない方への助けになれば良いかと思いを考え方と応急処置を提案したい。
【考え方】
逆に考えるんだ・・・ミスタッチをしてもいいと
数音のミスタッチは素人耳は気にならない。気づかないことも多々ある。コンペ、試験でもない限り、ミスタッチをしないことより曲を止めないことの方が重要である。締切が迫りミスタッチを100%しないくらいに体に定着する時間がない状況であれば、ミスった時に曲を止めずに復旧する準備をすることをお勧めする。
【ミスった時に曲を止めない準備】
①ミスをする箇所の洗い出し
10回弾いて2〜3回以上ミスる箇所を洗い出し印をつける。
②復旧ポイントの確定
①で印をつけたミスりやすいフレーズが終わったキリの良い箇所を復旧ポイントとし、そこから曲を弾き始める反復練習をする
③ミス時の復旧ポイントまでの誤魔化し練習
ミスをした場合に②の復旧ポイントに辿り着くまでに省略して弾く内容を事前に決めておき反復練習する(例えば右手で1音だけメロディーを弾き、左手は間違えた音でもいいから適当に弾くようにする等。音が途切れたと思われないことが大切)
最後に。。。
あくまでこれはアマチュア向けの発表会ちょろまかしの浅知恵であり、これに頼りすぎると難しい箇所に挑戦し発表会で成功するという経験値が得られない。繰り返すが締切が迫りミスタッチを100%しないくらいに体に定着する時間がなくて不安な状況を解決させる応急処置であることを注意いただきたい。こんなこと真面目なピアノ指導者だったら多分書かない。。。