パパムジカ

ピアノ・ギター・DTMが上手くなりたい人のブログ

ピアノはアップライト?グランド?電子?

よく見かける議題ではあるが、一介の不真面目な音楽愛好家としての主観を書きたい。

結論、

クラシックの難曲をマスターしたい人 or コンペ・受験を目指す人"以外"は電子ピアノが最適

と思っている。

 

理由は、電子ピアノは表現の精緻には欠くが、安くて扱いやすいから。

以下は電子ピアノのメリット・デメリット。

 

【メリット】

①購入費、メンテ費が安い

電子は4、5万程度でそこそこのタッチのピアノが買える。お小遣い少ない身としては有り難い。アップライトの中古ですら30万以上は必要。グランドなら7桁は覚悟が必要。

アップライト、グランドは調律師に最低年1回は調律が必要。(1回X万単位の出費)電子は当然音は狂わない。ノーメンテで雑に扱っても5〜6年は故障せず使える。

 

②音量調整ができる

ヘッドホン使用や小音量にすることで夜も演奏可能。下手すぎて練習音を聞かれたくない人はおすすめ。アップライト、グランドでも消音ユニットはつけられるが高価な上に結局電子音を聞くことになるので生音の意義がなくなる。

自分は学生時代、アップライトで近所に弾けてない状態の音をきかれるのがいやで真面目に練習してこなかった。大人になって電子ピアノにしてからのほうが練習の心理的ハードルが低いと感じているし、実際練習頻度が上がった。

 

③場所を取らない

部屋の隅に幅:150cm,奥行き130cm,高さ150cm位のスペースで収まる。さらに重量も気にせずに済む。アップライト、グランドは建物の古さによっては床の耐荷重の考慮が必要。

 

【デメリット】

①ピアノの鍵盤の戻りが遅い

トリル等、鍵盤の連打を多用する曲は圧倒的にグランドピアノに負ける。構造上、グランドピアノ同様の打鍵反発が再現できない。(高級電子ピアノでその問題を解決しているものもあるらしいが、かなり高価。だったらグランドかアップライトの中古買った方がいい。)

 

②曲のダイナミクス(音の大小、タッチの違いによる音色の変化)がつけにくい

電子ピアノは一般的に鍵盤押下開始から一番下に到達するまでの押下速度を計測し音の大きさを変化させている。実際のピアノは弦にハンマーを衝突させる力の大きさが音の大小や音質に影響を与える。そのため、電子ピアノに慣れるとグランドやアップライトで音量が小さい優しい音を出すコントロールに苦労することになる。また、音の残響時間も全く異なる。電子の方が減衰が早いものが多い。

 

ちなみに、今自分が使用しているのは下記ピアノ。USB接続でPCに直繋ぎするだけでmidiキーボードとしても使用できるのでピアノマーベルのサービスを使う際に重宝している。

 

CDP-S110(カシオ)

https://kakaku.com/item/K0001372022/